コラム

【楽曲知識】「木星」の元ネタは天文学じゃなくて神話だった!

楽曲知識

「ジュピター」としてよく知られる楽曲

「木星」は、組曲「惑星」の中で最も有名な第4曲です。
木星はイギリスで愛国歌・教会歌として親しまれながらも、歌手の平原綾香さんによって「ジュピター」として歌われヒットしたことにより日本でも知る人が多い曲です。中間部のメロディはよく知られていますが、1曲を通して聴くと印象が異なります。脈絡もなく次々と変わる曲調が不思議な、まるで宇宙を旅しているかのような印象を受ける楽曲です。

自ら抜き出して別の楽曲に編曲するほどの神秘的なメロディ

曲情報:組曲「惑星」第4曲「木星」The Planets Op.32、ハ長調、1914-1916年ホルスト作曲

「木星」は、近代のイギリス人作曲家であるホルストによって書かれた組曲「惑星」の第4曲です。元はピアノ曲として作られましたが現在ではオーケストラ曲として有名で、「ジュピター」に使われている中間部メロディの神秘的な響きや管弦楽の壮大な伴奏は特に印象的です。その人気と言えば、ホルスト自身が存命中に、そのテーマのみを抜き出して別の楽曲として讃美歌に編曲するほどでした。

惑星だけど元ネタは惑星ではない?

組曲「惑星」は、太陽系の惑星「水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星」で全7曲から成りますが、天文学ではなく占星術やローマ神話にインスピレーションを受けて組曲を作られました。そのため楽曲の順番は12星座に対応する順番である「火星・金星・水星・木星・土星・天王星・海王星」となっています。
また、ホルストが55歳の時に冥王星が発見され、作曲にも前向きだったと言われています。しかし残念ながら、ホルストの病気が悪化したことで実現はされませんでした。

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組曲「惑星」より「木星」の有名な中間部です。原曲は変ロ長調ですが、♭1つのヘ長調でアレンジしています。演奏は難しくないので、メロディと和音の調和をしっかりととらえて原曲の壮大さを表現しましょう。

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