コラム

【作曲家】愛のあいさつの作曲者エルガーの、愛にあふれた生涯

作曲家

エルガーの生涯

本名:エドワード・ウィリアム・エルガー

エルガーは1857年、イングランドで生まれました。父はピアノ調律師や音楽商をして生計を立てており、ヴァイオリニストやオルガニストとしてもプロ並みの腕前を持つ音楽家でした。エルガーも幼少の頃から父の元で音楽を教わり、10歳の頃には作曲も行っていましたが、経済的な問題から正式な音楽教育は受けないままでした。一度は弁護士事務所で働きながらも16歳でフリーの音楽家となり、長い間くすぶったのちに40歳で成功します。晩年には称号を授与され国王の音楽師範となるなど、イギリスを代表する作曲家となりました。

エルガーについて

エルガーは愛の人

エルガーは、現在でこそイングランドを代表する作曲家として有名ですが、貴族出身でないことや経済的背景から音楽教育を受けられない独学での作曲家であることなどを気にしている時期がありました。そうしたエルガーが音楽家として大成するまで、長い間を支えた妻には深い感謝と愛情を持っており、「私の作品を愛するならまず妻に感謝すべき」という内容の記録まで残っています。また複数の女性達と生涯を通して親交があり、妻はエルガーが音楽家として必要とする交友関係をも支えたとされます。エルガーの楽曲には、妻だけでなく、そうした友人の女性達の影響が多く残っています。

エルガーに影響を与えた作曲家・ヘンデル

ヘンデルはエルガーよりも200年ほど前に生きた作曲家で、西洋音楽であったクラシックの基礎を作った人物のひとりです。ドイツ出身の作曲家ですが、活躍の舞台は主にイギリスだったこともありのちにイギリスに帰化しています。エルガーは幼い頃からヘンデルの宗教歌劇「メサイア」などを聴いて育ったと伝えられており、エルガーの楽曲の根底にはヘンデルの遺したバロックや古典が流れています。

エルガーの楽曲は優しく幸せな音楽

エルガーの楽曲は気品や幸福感にあふれ、まさに英国紳士といった印象を持ちます。
妻アリスとの婚約の際に思いを綴った「愛のあいさつ」や、友人をモチーフにした肖像画のような楽曲「エニグマ変奏曲」に見られるような、友情や愛情などの暖かい感情が感じられる作品が多く、心地の良い音楽が特徴的です。

代表的な作品

愛のあいさつ(楽曲情報:「愛のあいさつ」Op.12、ホ長調、1888年)

電話口の保留音でよく耳にする「愛のあいさつ」は、エルガーが婚約の贈り物として妻のアリスに捧げた作品です。身分違いによる様々な反対を押し切って結婚したアリスのために書かれました。アリスは家から勘当されながらもエルガーの音楽家としての仕事を公私ともに支えましたが、そのために自身の夢であった小説家も諦めており、後になってそのことに気付いたエルガーは妻への愛と尊敬をさらに深くしました。
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