鍵盤の貴公子ピアニスト 大井健がコンテンツ監修! あのCMでお馴染みの楽曲も絶賛配信中!

鍵盤の貴公子こと、大井健さんが
「AIピアノコーチ」のレッスンを特別に監修!

大井健監修コンテンツ

監修インタビュー

誰でも必ず弾けるようになります!

3曲とも初心者が弾くにはかなり難易度が高い気がしますが、練習するにあたって気をつけるべきポイントや、上手くなるコツがあれば教えてください!

指運びが難しいのは「VOICES」ですが、「ノクターン第20番 遺作」と「YAMA-YURI」の方が表現という意味では難しいかもしれません。
もし難しいと感じたら、できるだけゆっくりと焦らず少しずつ弾いてみてください。免許を取り立ての頃って、標識を見て次にどうすべきか考えながら慎重に運転しますよね。ピアノもそれと全く同じ。頭と体でルールやパターンを覚えた状態で運転できるようになるまで、少しずつじっくりと取り組んでいけば、誰でも必ず弾けるようになります!

「必ず」と言い切って頂けると、心強いです(笑)!

はい、じっくりとやれば「必ず」です! だけど最終的には、どの曲も皆さんの好きなように表現して弾いて頂きたいなと思っています。ラヴェルという偉大な作曲家がいるんですが、彼は演奏家に対して、自分の作品を譜面通り、自分が指示した通りに弾いてくれと強く希望したそうです。演奏家が自分の感情や個性を出すことに対して否定的だったんですね。
僕の場合はそれとは逆で、演奏家が思い思い好きに弾いてくれたら良いと考えるタイプ。もともと僕が作曲家ではなく演奏家だったということも関係しているのかもしれませんが、同じ曲に色々な演奏パターンがある方が個人的には面白いと思っています。
ピアノは自由度が高い楽器なので、弾こうと思ったらいくらでもアレンジできるし、どんな風にでも弾けちゃう。だからこそ、色々なタイプの演奏家がいて良いんじゃないでしょうか。

ピアノってフィギュアスケートと似てるんじゃないかなって

3歳でピアノ教師であるお母様からピアノを習い始めたそうですが、ピアノを弾き始めたのは、やはりお母様の影響ですか?

もちろん母の影響はあると思います。常にピアノの音が流れている環境でしたし、自宅には楽譜もたくさんあったので。ただ、ピアノは自主的かつ独学で始めたもの。母に習っていたというよりも、弾いていてわからないところを都度聞いて教えてもらっていました。母も皿洗いなどの合間を縫って教えてくれる感じで(笑)。とにかくピアノを弾くのが楽しくて、本棚の端っこから順に楽譜をピックアップして弾いていました。
幼稚園に入る前からそんな状態で、母にはずっと「教室に通いたい」と言っていたんですけど、「幼稚園入ってから習わせてあげる」の一点張り。結局、幼稚園の入園式が行われた、その当日からピアノ教室へ通い始めました。

入園式の当日とはすごいですね! その後、ドイツやイギリスへ渡り、帰国した後に国⽴⾳楽⼤学を卒業したそうですが。

自主性を重んじる両親のもとでピアノをスタートすることができたのは、すごくラッキーだったと思います。ドイツへ渡った時にはかなり厳格な音楽教育を受け、その後イギリスの学校へ進学する予定だったんですが、父親の転勤の都合と日本の高校へ通ってみたいという自分の思いもあって、高校生の頃に単身で日本に帰ってきました。どんな環境でも、ピアノの音が好きという気持ちはずっと変わりませんでしたね。

長い間ピアノを弾き続けてきて、触りたくない時期や辞めたいと思うことはなかったんでしょうか?

子供の頃はありました。野球やサッカーの方が好きになっちゃった時期がありまして。うちはもともと放任主義の家庭で、色々うるさく言わないタイプだったので、僕がピアノ辞めたってどうせ誰も文句言わないだろってタカをくくっていましたね(笑)。

大井さんにもそういう時期があったんですね。で、そういった段階を経て再びピアノに戻ってくると。

そうですね。だけど、やっぱりピアノを続けるって結構大変なんですよ。練習しないとすぐになまっちゃう楽器なので。個人的にはピアノってフィギュアスケートと似てるんじゃないかなって思っています。あ、もちろんやったことはないですけどね(笑)。
観客の前で4回転ジャンプしなきゃいけないみたいな緊張感に似たものを、コンサート中のピアニストも感じているんです。そういった意味でストレスはあると思いますが、その先に表現したいものがあって、お客様を少しでも幸せにできる、拍手をもらえるってすごく嬉しいこと。それがあるからこそ、僕たちピアニストはピアノを続けていられるんだと思います。

許されるならずっと練習していたい!

ご多忙だと思いますが、普段からたくさん練習されているんですか?

ソロの以外にデュオ(鍵盤男子)もやっているし、様々な場所でコンサートをさせて頂いている中、常に時間との戦いのようなところはあります。好きなだけ練習していいのであれば、ずっとしていたいですね。
某国民的アニメに登場する1日が1年に相当する修行部屋ってご存知ですか?僕、あれが実在したら絶対入りたいって常々思ってて。誰にも邪魔されず、1日で1年分の練習ができて上達するわけですからね! 早く発明されないかなーってずっと思っています(笑)。

では最後に、これからピアノを始める人、上手になりたい人へのメッセージをお願いします。

正直なことを言うと、音楽って生きていく上で絶対に必要不可欠なものではないと思うんです。ただ、僕たちが持っている感情を表現する上ではとても素晴らしいもの。自分の感情や想いをぶつけて表現した上で、音楽と良い関係性を築いていって頂ければ嬉しいです。
コンクールに出て賞を獲るとか、難しい曲を弾くとか、そういうことだけがゴールではなく、色々な形での関係性の育み方があると思います。今回のコンテンツ監修のように、少しでもそのお手伝いになるような取り組みができれば嬉しいですね。